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一般留学と同じでOK!カナダパイロット留学で失敗しないためのビザ基礎知識

2021年7月7日

社会人からパイロットを目指す。

不安がたくさんありますよね。わたしも渡航前は悩みました。当時のネット上には海外でパイロットを目指すための情報がほとんどなく、直接現地のフライトスクールへ足を運んだりしたものです。

さて、みなさんはどのようなことに疑問を持っているでしょうか。

  • カナダのビザの仕組みはどうなっているの?
  • お金が不安。通学期間中は働けないのかな?
  • 働くためにワーキングホリデービザを取得するのはあり?

順番に解説します。

通学期間中に週20hまで働くことができます

航空留学で一番の大敵となるのがお金とビザの心配です。

人生をかけて航空の勉強をするわけですから、余計な不安やプレッシャーを感じてる場合ではありませんね。

実は、カナダのフライトスクールは通学をしながら働くことができるのです。

オフキャンパス就労制度

カナダのほとんどのフライトスクールは政府認定の学校ですので、オフキャンパス就労(Work off campass)という制度が利用できます。

これは、通学期間中の生活費を補うことを目的として週に20hまで働くことができるという制度です。利用するための条件をまとめました。

オフキャンパス就労制度(Work off campass)を受けるための条件
・有効な学生ビザを保有している(全員クリア)
・フルタイムの学生である
・政府認定の学校に通っている

自分が通う学校が政府認定のものかどうか、カナダ移民局のWEBサイトで確認することができます。

ちなみにカナダの最低自給は2021年6月1日より15.2 CAD/hに引き上げられました。

ということは、週20時間で304 CAD。一カ月に換算すると1,216 CAD(10万円くらい)となります。

わたしが当時住んでいたシェアハウスが520 CAD/月でしたので、食費等を切り詰めれば何とか1か月はやっていくことができそうです。

さらにこのビザの良いところは、通常授業がない長期休みなどはフルタイムで(週に40時間まで)働けるところです。もし勉強がひと段落している期間だったり、雨の時期で飛べない期間が続いているときはこの間に貯金ができそうですね。

さて、学生ビザはその名の通り学校に通っている間しか使用できません。事業用資格まで取得したので働き口を見つけたいという場合はどうしたらよいでしょうか。

卒業後に最大3年間働けるポスグラビザ


実は、通学期間に応じてポストグラデュエーションワークパーミット(PGWP、通称ポスグラビザ)と呼ばれるオープンワークパーミットが取得できます。

「オープン」とは、職業の制限なく、カナダ人と同じようにどんな仕事にでも就ける、という意味です。このビザの有効期限は、通学期間の長さによって決まります。

条件:就学期間が8カ月以上のコースであること(語学学校(ESL)は就学期間に含まれない)
・就学期間と同じ期間のポスグラビザが取得できる
・2年以上のコースの場合、特例で3年間のポスグラビザが取得できる
・ポスグラビザの上限は3年間

みなさんはこのポスグラビザを、フライトスクールのインストラクターやチャーター便のパイロットとして仕事を得るために使うことになるわけですね。

ワーホリビザはポスグラビザが切れた時のために残しておけ!

カナダで自由に働けるビザとしてワーキングホリデービザが有名です。

実はこれ、1年間カナダ人と同じようにどんな仕事にでも就けるという、素晴らしいビザなのです。ワーホリというとアルバイトというイメージがある人が多いと思いますが、これは非常にもったいないことなのです。

どうしてみんなアルバイトにこの貴重なビザを使うのか、今となっては不思議でたまりません。


このツイート、学生ビザとCoopビザあたりがごっちゃになっていますが...

ちなみに私はこの貴重なワーキングホリデービザを使ってラーメン屋で働いていました(笑)

このビザはカナダ国内からでも抽選の申し込みができます。ですが抽選といっても日本の場合はほぼ100%取得することができます。

使いどころとしては、
・ポスグラが切れた後に取得して就労期間を延ばす(採用面接時にアピールに有効)
・ポスグラの残期間が少ない時に転職する場合にアピールする
といったところでしょうか。

これは現地で会ったIT業界志望の友人の話ですが、企業の担当者は応募者が有効な就労ビザを保有しているかどうかをかなり気にするそうです。

やはり、実力が不透明で入社後に活躍ができるかわからない段階ではビザ取得のスポンサーになることに大きな抵抗があるようです。ビザの残存期間が短いことを理由として不採用となる場合も多々あると聞いています。

正しい選択をしないと留学に失敗します

わたしの場合は仕事を続けながら分割渡航をしていた時期もありましたので、これから本格的に航空留学に取り組むみなさんとは事情がかなり異なるかもしれません。

分割渡航で40時間、150NMマイルのクロスカントリー飛行まで終えた後、仕事を辞めてカナダに渡航しました。

当初の作戦は、ビジタービザ(eTAのみ)で自家用操縦士資格(PPL)を取得後学生ビザに切り替え。

アルバイトをしながら事業用資格まで取得し、その後はポスグラビザ…といった具合に考えていました。

ところが月日がもたらす心境の変化は大きいもので、大幅に軌道修正をしました。このあたりの話は本記事の主旨から外れてしまうため、また別の機会に記事にしたいと思います。

まとめ

ここまで読み終えたみなさんなら、航空留学時のビザ取得についてはある程度のイメージが固まったかと思います。

分割渡航はせず、学生ビザで通学しながらアルバイトをして学校を卒業します。ポスグラビザを申請して、通学期間と同じ期間だけのワークパーミットを取得、インストラクターやチャーター便のパイロットとしての仕事を得るのでしたね。

この記事がみなさんの航空留学を成功させるための助けになれば幸いです。

  • この記事を書いた人

きゃぶ

書くことと、人の成長を見るのが好きで、ブログの運営をしています。プログラミング、コンテンツマーケ、WEBメディア運営に興味がある雑食動物です。 もともとはパイロットになりたくて、航空留学経験を発信してました。本業はメーカーの通訳です。 これからは、社会人からのキャリアチェンジと海外留学について発信します。

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