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飛行中の機内通信とATCをクリアに録音!航空留学を成功させるための事前準備必須アイテム




航空機を運航するうえで欠かせない航空無線通信。基本的には決まり文句がほとんどなのですが、いざ英語圏で本場の航空無線に触れるとあまりの聞き取りにくさに自信を無くしてしまう人も多いと思います。

わたしも、めちゃくちゃ焦っています...

ICレコーダーとアクションカメラを準備しよう!

前回の渡航前に準備して大正解だったのは、外部入力端子付きのICレコーダーとアクションカメラでした。これはもう、渡航前に準備を思いついた自分に敬意を表するレベルです。

アクションカメラ

やはり優先度No.1はアクションカメラ。

グライダーの操縦教員の立場からしても、フライト動画を撮影することを強くお勧めします。できれば「終始完璧でミスのない」フライトが良いのですがそれは難しいので、操縦練習初期ではあまりこだわらなくていいと思います。ミスをすれば操縦教員が指摘してくれますし、1回目はお手本を見せてもらえるはずです。記憶の中にとどめるだけでなく、しっかりと記録にも残しましょう。

しかしながら、アクションカメラのみでのフライト動画撮影では次のような問題点もあります。

・ATCの発信音声と機内での会話が拾えない

・ATCの受信音声が拾えない!

そこでお勧めするのが、外部入力端子付きのICレコーダーの準備です。

外部入力端子付きのICレコーダー

カメラで機内・無線通信を間接的に録音できないのであれば、ヘッドセットから直接ICレコーダーで録音してやればいいのです。

これで完璧!…と思いきや、まだ一つ問題があります。

航空用ヘッドセットの端子がデカすぎてICレコーダーにささらない...

ICレコーダーへの接続には変換アダプタが必要

実は、航空用ヘッドセットとICレコーダーを接続するには変換アダプタが必要なのです。細かいことを書き出すとわけがわからなくなるので、絵に描きますね。

2パターンあります。練習機の座席が2座席か、3座席以上かです。

基本的に、操縦練習に使用する小型の飛行機にはヘッドセットの接続端子が人数分しかついていません。C172のように4人乗りであれば自分と操縦教員の他に2つの端子があまっています。しかし、わたしが操縦練習に使っているC152のような機体では、練習者と操縦教員が座ってしまうとICレコーダーを挿す端子があまらないのです。そこで、根元でヘッドセットとICレコーダーの2つに分けてやるのですね。

絵の中で使用している2つパーツをまとめます。

・TWC-10A(機体のPJ-055端子へ接続)

・CN-210A(ICレコーダーへ接続)

大変ややこしいですが、機体のインターコムから出力される信号(機内通信+ATCの受信成分)を二分して、そのうちのひとつをICレコーダーに接続する、ということですね。

さて、動画と音声がそろいました。

…。

別々じゃ使い物にならないんじゃないか???

そう思ったあなた、大正解です。別々に撮った動画と音声を合成してやる必要があります。そこで使えるのが、動画編集ソフト「Powerdirector 16 Ultra」(有料)です。

使い方については長くなるので、後日追記または別記事執筆で対応したいと思います。

まとめ

今回紹介したツールはあくまで復習を補助ための一つの手段です。用意しただけで満足しないように気を付けましょう。







  • この記事を書いた人

きゃぶ

元自動車メーカー社員のゆとり世代。大学では航空部に所属し、航空大学校未受験、パイロット自社養成敗退。諸々の後悔から在学中に滑空機の操縦教育証明を取得するも、就職地が関西でほとんど飛べずに絶望。飛び足りないので2019年9月に5年勤めた会社を退職し、固定翼のライセンス取得のためカナダ・バンクーバーへ。

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