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日本は35歳が限界!社会人からパイロットになる4つの方法を年齢別に徹底解説!

2021年8月5日

わたしは今から3年前、28歳のときにエアラインパイロットを目指してカナダ、バンクーバーへ航空留学をしに行きました。

当時の様子をこのブログと別のツイッターアカウントで発信していましたが、社会人になってもパイロットを諦められないという方が意外にも多く驚いた記憶があります。

わたしの場合は失敗して帰国し、現在はとあるメーカーで通訳の仕事をしています。

失敗の原因は心境の変化によるところが大きいのですが、そもそも計画や考え方自体が間違っていたとの反省があるのです。

今回はわたしの経験をもとに、社会人からエアラインパイロットを目指す際に失敗しないためのロードマップを紹介します。

25歳までは航大と自社養成を狙うのが定石

25歳未満であれば、海外でパイロットを目指すという選択肢はありません。

なぜならば、その年齢までは海外より日本でパイロットを目指した方が圧倒的に難易度が低いし確実、しかも日本での市場価値も高いからです。

代表的な手段としては航空会社の自社養成パイロットと航空大学校ですね。大体25歳未満であれば、全力でこの2つの道を目指すべきです。

キーワードは

  • 確かな技量
  • (日本の)社会的信用
  • 市場価値

です。

パイロットの養成は国の政策でも頻繁に話題に上がるほど、国益に絡んできます。例えば、パイロット不足により航空便の欠航が多発すると経済が停滞してしまうのです。

また、パイロットの質という観点も国にとっては重要になってきます。航空機がひとたび事故を起こしてしまうと、搭乗者のみならず地上の人や建物に被害が出てしまいます。

パイロットに免許を与えるのは国ですので、そのレベルは高く保たなくてはなりません。自動車も同じなのですが、航空機は万が一場合の特性上そのさらに上のレベルを求められます。したがって、国としては異国の地でどこぞの良くわからない馬の骨に育てられた訓練生は信用できない、となるのです。

航空会社もこの考え方をよく理解しているため、海外で訓練をしてしまうと、その市場価値は一気に下がってしまいます。

ここで挽回の方法として挙げられるのが、次に紹介する国内訓練校です。

25歳から30歳までは国内飛行学校で自費訓練が現実的

航空会社の自社養成パイロットと航空大学校の年齢制限は大体25歳です。

ここからは、前述した市場価値等を考えると国内の飛行学校が現実的な選択になります。

ただ自社養成や航空大学校と違い、訓練費用は個人持ちになるため金銭的負担はかなり大きくなってしまいます。わたしは5年ほど前に2つの学校から見積もりを取ったことがあるのですが、確か1,700万円ほどでしたね。

日本の航空機整備基準や航空機使用事業へのハードルが高いこと、燃料費が海外に比べて高いこともあり、その費用は高額になります。燃料費については、市場競争原理が働いていないことも問題なのですけれどね。

数年前に、Twitterの航空界隈で燃料の取り扱い企業による独占が問題になっていてリツイートした記憶がありますが、その話は一旦置いておきましょう。

さて問題は、その高額な訓練費用をどうやって捻出するかです。

以前国内訓練校に話を聞きに行ったときにお世話になった担当者によると、金融機関の借り入れを利用している人はあまりいないようです。自分の稼ぎはもちろん、家族や親戚の伝手で資金を調達している人が多いとのこと。

そんな伝手は自分にはない!と思う方もいると思いますが、わたしは正直これも実力だと思います。

いくら親族であっても、信用がない人には誰もお金を貸さないですからね。

高校、大学、社会人と実績を積み重ね、稼ぐ力と資金力をしっかりと築いている人のみが周囲を説得して資金援助を得られるのではないでしょうか。

身近なつながりを蔑ろにしている人は、それだけで難易度が上がってしまうのですね。

30歳を過ぎたら海外フライトスクールを視野に入れる

ここまで読み進められてこられた方はお気づきだと思いますが、海外訓練は最終手段です。

方法は日本で目指す場合と海外で目指す場合の2通りあると思います。

日本でパイロットを目指す

日本で目指す場合の年齢制限は35歳です。

航空業界に勤めている方や国内フライトスクールの方の話をきいていると、皆さん口を揃えて35歳が限界と言っています。

海外で

  • 自家用
  • 事業用
  • 多発限定
  • 計器飛行証明

を取得するまでに2年、帰国後に事業用、多発限定、計器飛行証明の免許書き換え訓練に1年かかると見積もると、トータルで3年はかかる計算です。

ライセンスをフルコンプリートの状態で35歳未満である必要がありますから、日本でパイロットになるための行動タイムリミットは32歳となります。

実際は、現在のような新型コロナ感染症や天候の関係で訓練が大幅に遅れることもありますからこれより早く始めなければならないでしょう。

以上までが日本でパイロットを目指すためのロードマップになります。

海外でパイロットを目指す

こちらは本当に最終手段です。

実際にやっていた私が断言します。頭のネジが飛んでないと空を飛ぶことへの圧倒的な情熱がないと到底できることではありません。

そもそも、日本人であるというだけで海外では不利になります。英語力とビザの心配、そして差別に耐えながら母国語でも通過が難しい試験に挑まなくてはなりません。

それでも諦められないという方に向けて、海外訓練の準備や基本的な考え方について以下の記事にまとめました。

悩んでいる間にもライフステージは進みます

以上がパイロットになるためのロードマップです。

悩んでいる時間はそう多くないことに気が付いたと思います。

実際に当時勤めていた大手企業を辞めてまで海外訓練を選択した私個人の感想としては、学生時代からパイロットへの思いを一度も切らさずに語学や資金調達の努力を継続した方だけがパイロットになれるのかな、というところです。

是非、ご自身の年齢とこの記事のロードマップを照らし合わせて見てください。

夢を見る前に一度現実を見ることが成功へのカギとなります。

  • この記事を書いた人

きゃぶ

書くことと、人の成長を見るのが好きで、ブログの運営をしています。プログラミング、コンテンツマーケ、WEBメディア運営に興味がある雑食動物です。 もともとはパイロットになりたくて、航空留学経験を発信してました。本業はメーカーの通訳です。 これからは、社会人からのキャリアチェンジと海外留学について発信します。

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