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語彙力は増やすな!1年でカナダのパイロット仮免許を取得した独学英語上達法【入門編】

2021年9月8日

みなさんの英語学習は順調ですか。

  • とりあえず単語帳や文法書を読み直している
  • TOEICの問題集をやり始めた
  • 英会話学校に通い始めた

その方法で果たして英語が話せるようになるのか、不安ですよね。

私の場合は少し変わっていて、カナダでパイロットの免許を取ることを目標にして英語の勉強を始めました。

文法書を読み直し、高校時代の単語帳を再開。そして挑んだ英会話スクールの体験授業では、英語で挨拶すらできない自分に絶望する自分がいました。

ところがある手順を試したところ、急激に英語力が伸びたのです。

その後、本格的にカナダに渡航し奮闘すること1年半、やっとの思いで英語脳(=日本語を介さずに英語を話す力)を手に入れました。

今回は入門編として、英語脳へ向けての心構えと考え方を中心にお話しします。

スピーキングに必要なことは何か

そもそも、英語で話すために必要なこととは何でしょうか。

単語力?文法力?

実は、そのどちらもあまり重要ではありません。もちろん最低限の知識は必要ではあるのですが、優先順位は圧倒的に低いです。

では、重要なこととは何でしょうか。断言します。

スピーキングのルールを知らないから話せないのです。

会話の基本ルールを覚える

まず最初にやるべきことは、スピーキングに最低限必要な文法を覚えることです。

覚える、と聞くと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、数はそんなに多くありません。

ざっくりと分けると、覚えるべきはたったの2つです。

  1. 「相づち」
  2. 「(自分の感情・思考・認知)+(事実)」

なぜこのように分けられるのでしょうか。

それは、会話には次の4つのパターンしかない、と言うことを考えると見えてきます。

  1. 話を聞く
  2. 質問に答える
  3. つぶやく
  4. 質問をする

順番に見ていきましょう。

話を聞く

会話の中ではこれが一番簡単です。

なぜなら、話しかけられて何を言っているのかわからなくても、黙っていれば成立してしまうからです。

4つの中で最も受動的と言ったらわかりやすいでしょうか。

でも話を聞いていて黙っていると、少しだけ気まずい瞬間は来ますよね。

そこで活躍するのが「相づち」です。

たとえば次のような会話ですね。

きゃぶ

Hey, guess what! I was walking down Meiji street and then I see Yuriko Yoshitaka!!

That sounds great!

きゃぶ

この、「That sounds great!」が相づちに当たるものです。

これについては、次の初級編の記事で詳しく解説します。

相づちには、この他にも次のようなものがあります。この機会に覚えてしまいましょう。

  • Really?
  • I see.
  • I got it.
  • I know.

質問に答える

続いては、質問への返答です。

先ほどよりは受動要素が減り、やや難易度が上がります。

英語も日本語も、質問は

  • クローズドクエスチョン
  • オープンクエスチョン

の2つに分けられますね。

先ほどの会話の例を考えてみましょう。

きゃぶ

Hey, guess what! I was walking down Meiji street and then I see Yuriko Yoshitaka!!

クローズドクエスチョン(Yes Noで答えられる)

きゃぶ

Do you like her?

Yes, I do!

きゃぶ

オープンクエスチョンYes Noで答えられない)

きゃぶ

What movie do you think is the best which she has been in?

I think that '蛇にピアス' is the best because ...

きゃぶ

そうです。この、オープンクエスチョンを受けたときに活躍する構文が、

「(自分の感情・思考・認知)+(事実)」

なのです。例のような

I think (that) S + V ...

ですね。これも詳しくは次の初級編の記事で解説していきます。

つぶやく

「今日仕事休みにならないかなぁ...」

なんてつい口に出してしまうことはありませんか。こんなことを言うと

「それな。今日は何か大事な仕事でもあるの?」

なんて質問が返って来ることがあります。

自ら質問される状況を作り出しているし、まさに自分の感情を述べる行為ですので難易度としてはやや高めです。

ちなみに、先ほどのつぶやきを英語に直すと次のようになります。

きゃぶ

I am wondering if I can be off the work today.

また知らない単語、'wonder'が出てきましたね。詳しくは、次の初級編で解説をします。

質問をする

自ら積極的に会話に突入させることができる「質問」は、会話の中で最も難易度が高いと言えます。

どのように話を展開するか、その場にふさわしい質問は何か、ということまで考えて質問をしないと会話は続きません。

一方で、英語としてはそのまま覚えるだけのものが多く、学習量としてはそれほど難しくないのです。

たとえば、こんな表現ですね。

  • What is your favorite movie ?
  • Why do you like to watch movie ?
  • How was the movie you have watch yesterday?

これは、その都度インターネットで表現を調べるだけで十分でしょう。

自分の発言に感情を込める

あなたはどういうときに人と話をしたいと思いますか。

たとえば電車で隣合わせた、見ず知らずのふたり組みに話しかけたいと思うでしょうか。

多分、ほとんどの人はそうは思わないでしょう。

では、その二人が自分と同じ出身地や大学、自分が留学をしていた街の話をしていたらどうでしょう。

実際に話しかけるかは別にして、話に混ざりたいと思いませんか。

このように、人が会話をしたいと思うときには必ず「自分の感情」が動きます。

これは、英語を話すときも同じです。

英語をテキストで勉強したり、英会話学校で例文の復唱をしていると集中できない、という経験はありまそんか?

その理由は、自分の発する英語に自分の感情がないからです。感情がないから話が続かないし、すぐに飽きてしまいます。

だから、前の項でご紹介した

「(自分の感情・思考・認知)+(事実)」

が大切で、スピーキングでは頻繁に使われるのです。

具体的な解説は次の初級編でご紹介します。

中学生レベルの英文法と英単語を理解する

もし、ここまで紹介してきた例文の意味がよくわからないな、感じた場合は基本的な英文法や単語の知識が不足している可能性があります。

英文法といっても、日常英会話であれば中学生までに習う英文法を覚えていれば十分です。

ここまでの説明をきいてすんなり理解できた方は、こちらの章を読み飛ばしても問題無いでしょう。

さて、どのように中学レベルの英文法を身に着ければいいでしょうか。

それには、こちらの書籍が有効です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CDなしバージョン)【電子書籍】[ 森沢洋介 ]
created by Rinker

日本語の文を見て、英語に瞬間的に翻訳する練習を積むことが出来ます。

たまに、英会話の”勉強”好きの方でこの本を強く進める人がいますが、私は会話の練習として使い続けることは反対です。

英会話学習のごく初期段階に限り、むかし習った英文法を思い出すという点やただ事実を述べる練習をするのにこの問題集は最適だと思います。私も使用していました。

ただし、これはいわゆる「勉強」という感じで、内容的に非常につまらないため挫折の危険があります。

心が折れそうな人は次のステップも併用しながら、工夫して進めていきましょう。

単語帳と文法書は捨てよう

私は、ディスカッションや20分までの英語でのプレゼンテーションができるレベルの英語力を持っています。

実は、ここまで到達するまでに単語帳と文法書は一切使っていないのです。

私は高校生までは英語が得意で、単語帳や文法書を何周も勉強するほどのガリ勉でした。

その結果、英語が話せなくなりました。大学を卒業した頃には、当時覚えたことはほとんど忘れてしまったのです。

そうはいっても、「なんだ、結局勉強してたんじゃないか」と思うかもしれません。

しかしその当時の努力はこれまで行ってきた「スピーキング」の習得にはほとんど関係がなかったのです。

使わないのに覚えることは時間と労力の無駄

また、カナダ留学時代、周りの友達を見ててずっと思っていたことがあります。

「会話で使わない単語と英文法を詰め込んでも意味ないのになぁ」

逆に要領のいい人たちもいて、そのうちの一人はこのように言っていましたね。

「自分の日常で使わない(使えない)表現は授業で習っても全部無視してるよ。だって無駄じゃん。便利だなぁ、って思うやつだけ覚えてる。」

どちらも知識レベルは同じで全く話せないところからスタートしているのに、後者のほうが圧倒的に上達が早いのです。

ちなみに後者のように言っていた人は、最初は挨拶もできない初心者だったのに、たった5ヶ月でディスカッションができるレベルになっていました。

要領が良い人は羨ましいですね。私が試行錯誤しながら5年かけてたどり着いた境地に、たったの5ヶ月で来てしまうのですから。

このように、英文法や単語帳を網羅的に勉強するのは間違いです。

普段使わない表現を頑張って覚えても、どうせ使う機会がなく忘れてしまいます。

時間と労力の無駄なのです。

これが、私が英単語帳と文法書を捨てた理由なのです。

試しに、実際に海外ドラマや映画を英語字幕で、止めながらじっくりと見てみてください。

使われている英単語のほとんどは知っている単語だと思います。

以前、私がフライトスクールのしたみのために下見のために初めてカナダに渡った頃にこのような書籍に出会いました。

厳密に言うとその頃はまだこの本の出版前で、著者のブログを見つけたのです。

なんと、海外ドラマのセリフの約70%を占めるのはたったの350語という事実が明らかになりました。

この本の著者は、いろいろな海外ドラマ(各10シーズン)の英単語をすべてエクセルに書き出して分析してこの事実を突き止めたとのこと。

少し前に、中田敦彦のYoutube大学でも取り上げられて話題になりましたね。

おすすめです。

語彙力はむしろ減らすべきたった1つの理由

なぜ、言いたいことが英語でパッと出てこないのでしょうか。

会話のルールを知らないことが原因の一つなのはこれまでお話してきました。

実はもう一つ理由があります。それがこちらです。

そうです。知っている表現が多すぎて選べないことが原因だったのです。

ひとつの言いたいことに対して、知ってる表現がいくつもあって選ぶのに時間がかかってしまう。

その結果、目の前の相手を待たしているという焦りが募り、余計に英語が思いつかなくなってしまうのです。

この一瞬の迷いが、スピーキングでは命取りになってしまうのです。

使う表現は予め決めておく

この状況の打開策は、同じ意味の表現を1つに絞ることです。

たとえば、

be going to

と言う表現は

be gonna

と短縮することが出来ます(学校では習いませんが)。

I am going to go to school tomorrow.

と言いたいときは、

I'm gonna go to school tomorrow

と言うことも出来るのです。

私からすると、スピーキング初心者の段階でこの2つを両方とも覚えておくのは無駄以外の何者でもありません。

この表現を使う場面が来たら、どちらか1つだけを使うようにしてください。

私は be gonna を使うと決めていました。

単語でも同じことが言えます。

  • get かobtein か(手に入れる)
  • guess か suppose か assume か(推測する)
  • whether か if か([接続詞]〜かどうか)

厳密に言うと違いはありますが、スピーキング初心者の段階で気にするべきではありません。

焦って時間も自信もなくしてしまいます。

まとめ

いかがでしたか。

もっとサクッと終わる予定が、かなりの長文になってしまいました。

ここまでを理解できた方は、スピーキングの鬼になる下準備は完了です。

まとめると、

スピーキングに必要なこと

  • スピーキングの基本ルールを覚える
  • 自分の発言に感情を込める
  • 中学生レベルの英文法と英単語を理解する

単語帳と文法書は捨てる

  • 日常会話で使わないことまで覚えるのは時間と労力の無駄
  • スピーキング初心者は語彙力を減らす必要がある
  • 使う表現は1つに決めておく

次回からは、具体的な内容に触れていきます。

Thank you!

  • この記事を書いた人

きゃぶ

書くことと、人の成長を見るのが好きで、ブログの運営をしています。プログラミング、コンテンツマーケ、WEBメディア運営に興味がある雑食動物です。 もともとはパイロットになりたくて、航空留学経験を発信してました。本業はメーカーの通訳です。 これからは、社会人からのキャリアチェンジと海外留学について発信します。

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